■山形市中心部地図
2004平成16年4月改訂
※町名の漢数字は丁目です。
印の地区について
諏訪町・小姓町 11小荷駄町・あずま町
路地裏から鼻たれ小僧が、棒切れをもって飛び出してきそうな、そんな昭和の郷愁を誘う雰囲気がいたるところにある。
雰囲気・心地よさ・熟成度、生活臭のすべてが程よくミックスしていて、街並みの楽しみを満喫させてくれる。
肌に感じるものすべてに安心感があり心地よい。
やや古びた家並みと新しい家並みが程よく混在している。取りたてて目立つ施設も市立図書館以外にはないし、特徴が無いといえばそれまでだが、街並みとしてはこの普通さがいい。
緑町一丁目 12山形南高周辺
遊学館・東高・工業高などが立地し、他の街では見られない光景を醸し出している。山の手の上流という雰囲気がある。近くには北高・教育資料館もあり、一大文教地区でもある。 若者中心の街並みという感じで、他の商店街とは雰囲気も街並みも一線を画す。七日町や駅前に無い味が出せれば面白い。
鉄砲町二丁目 13寿町・南原町周辺
六小が昔のままだったらなあとつくづく思う。六小の東、中央高の北側の光禅寺付近、せせらぎのあるところはそこだけ異次元の世界のよう。光禅寺周辺のたたずまいもすばらしい。 ひところ、国道286号沿いは非常に元気が良かった。並木があるのは良い。
馬見ヶ崎川原 14山形駅西口周辺
市民の一大憩いの場。年一回の日本一の芋煮会用の鍋が普段は何も利用されず野ざらし状態で痛々しい。
また、雪捨て場の春先の光景は茶色い雪が非常に見苦しい。これは雪国の宿命かも知れないが。

あれだけの広い恵まれた河川敷。もっとなにかできないだろうか。
霞城セントラルは2001年元旦オープン。これからの山形市の象徴としてどんな風に発展するか、市民が集まる街並みになるか、期待が高まる。
霞城公園・中央公園 15十日町周辺
市民の憩いの場。どうも、施設の整備や開発などがちぐはぐ。あれだけの広い敷地を生かしきっていない気がする。
県立中央病院の跡地問題も市民として不安。
これほど街並みとしての素材の揃った商店街も珍しい。昔ながらの蔵を活用した店は趣が深い。
東原町 16スズラン街
もみじ公園は整備されすぎて、面白みに欠けるが、その周辺の街並みは昭和にタイムスリップしたようなたたずまいが広がる。昔ながらの商店などもあり、生活感がある。 昔からの共同連鎖店が今に至っている。
歩道にはカリヨンやオブジェがあり歩道を歩く楽しさもある。ちょっと裏通りに入っていくとまた小さな店があったりするのも良い。こういう場所は車道より歩道を広くとり、ベンチを置いたりちょっとした植栽があれば、より楽しい街並みになりそうだ。
小白川町二丁目 17山大周辺
一中跡地にできた施設に見るべきものはないが、校門や桜の木が残っているのは郷愁を誘う。八小脇の桜並木も高ポイント。狭いながらも天満神社の空間も心地よい。 学生の町。昔ながらの小さな店が散在し意匠を凝らしているのと、完全に学生と街並みが溶けこんでいるのは良い。ただ、山大前から七日町に伸びる綺麗になった通りは、まっすぐではなく、くねっていたり、枝分かれする通りがあったりすると、より街並みに楽しさが生まれたはず。
南原町 18本町周辺
六中・熊野神社付近は街歩き心をくすぐる。
また、東原町に向かう昔ながらの通りも楽しいし、
新しくできた山大方面へ向かう通りも何故か雰囲気がいい。程よい通行量と程よい道幅、そして散在する畑が醸し出すものか。
八文字屋は必ず周辺に植栽を施したり、ベンチを置いたりしている。これは街並みの光景からも高ポイント。このような配慮が街並みを楽しく見せてくれる。また、一番街も通りが綺麗になった。
緑町三丁目 19山形駅前
寺町は山形一のメジャーな古き良き界隈である。
しかし、各お寺さんの塀が高すぎてどこでも門前払いをしそうなかたくなな感じを受ける。街並みがやや上品すぎるか。
商店街としての規模は山形市屈指ではあるが、駅前という利便性の割には商店街としての歴史が浅く、まだまだ街歩きの楽しみを満足させる深みがないのでは?
三の丸の土塁を活用できればまた違う展開ができると思うのだが・・
10八日町 20七日町通り・旭銀座周辺
私の子供の頃の思い出がいたるところにちりばめられている。宝光院・六椹八幡神社など街歩きに最適な場所が散在。 なんと言っても老舗が揃い、またアズなどの若者向けの店舗もあり、街を巡って見て周る楽しさがある。また、路地裏にちょっとした休憩の空間があったり、隠れた店があったりで探索心をくすぐる。道路の狭さがネックでもありながら程よい煩雑さを醸している。郊外の商業地は普段着のまま車で乗り付け、ただ単に買い物をする場所。しかし、七日町はちょっとオシャレして出掛ける、山形ではワンランク上の商店街なのだ。この差別化が大事だと思う。

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