◆[山形市]六日町熊野神社例大祭 奉納武道 73枚一挙公開(2014平成26年8月15日撮影)
山形には面白い行事がたくさんあります。今回は熊野神社の奉納武道(剣道)です。
私は剣道の精神を理解できず、しかもルールを知らない。
ということでコメントしようが無いので、今回は大半のコメント無しでご勘弁ください。

大通りに面していないため、文翔館の裏(北)に熊野神社があることは、
地区の人を除けば意外と知られていない。

「私ば撮らねで、玉コンば撮ってけろー」

「今度こそ五本だぁ!」
そうやって何回もお金を払って、子供の頃に後悔という言葉を田楽から学んだ。

そこに岩があるから、人は集う。

奉納武道は、まず小石拾いから。

なんとすばらしいお祭り。
すべてはお母さんや子供たちが仕切り、しかも玩具や金魚すくいはお手製の金券を支払うんだ。

「もっと、ほれ、みんなでこっちゃ引っ張れぇ」

真剣なまなざしには大人も圧倒される。

女の子たちも剣道が気になって仕方がない。
それでもかき氷は絶対に手放さないが。

「剣道すっど頭いいぐなんのよ。なしてだがてゆうどよ、頭ガンガン叩がれっべ?
んだど頭が活性化してくんのっだな」
おじさんの言葉を真剣に聞く子供たち。

なぜ「いちょう」なんだろうと思ったら、子供たちは山形四小なんだね。
四小でっかい銀杏の木がシンボルだからなぁ。

「なんぼゴザ敷がてでも、下は固っだい地面だがらねぇ」
やはり剣道を目指す子たちは違う。ちゃんと正座がでぎるんだから。

キリリと締めれば、心も締まる。

なんと中学生たちは裸足。それだけで感動してしまう。
やっぱり柔な自分にはとてもできそうにないなぁ。

「オラだこだい頑張てんのによぅ、女の子だは遊んででいいなぁ」
いや、男の子たちは決してそんな事を思っているはずがない。

迫力の剣道を見て、境内の夫婦欅(メオトケヤキ)も内心喜んでいる。

「ぎっつぐ結ばんなねのよ。わがた?」

まだまだ小さな子供なんだ。
かわいい指をつまんでコリコリしたくなる。

女の子は傍観者だけれど、ちょっとだけ男の子を羨ましいと思う。

「ボクもおっきぐなたら絶対剣道する。んだて格好いいんだも」

気合いの声が、熊野神社境内にこだまする。

辺りは薄暗くなり、雨もぱらついてきた。
「ほっだな、剣道大会が終わるまで俺も帰らんねっだなぁ」

「こいにしてっど楽だぁ」
なんと曲芸のような親への乗り方。

撮影を快く快諾して頂いたみなさま、ありがとうございます。
TOP